2013年6月25日火曜日

バスケットボール部、インターハイ予選の激闘

1〜3回戦 シード
4回戦 ○ 9777 ● 日体荏原
5回戦 ○ 8167 ● 東海大高輪台
6回戦 ○ 7157 ● 都立石神井
準々決勝 ● 93112 ○ 國學院久我山
順位決定戦 ● 8889 ○ 成立学園
7位決定戦 ○9680 ● 都立城東      最終結果 第7位
 
6月9日〜23日にかけて、東京都インターハイ予選が行われました。
3年生にとっては最後の大会となるため、どのチームも最後にかける思いは強く、大変苦戦を強いられる大会でした。
関東大会から1週間しか期間が空かず、大した調整もできないまま大会に突入した足立学園は初戦からうまくかみ合いませんでした。5回戦の東海大高輪台にいたっては、残り10分で10点リードされていました。そこから奇跡のような逆転劇を演じましたが、ベストパフォーマンスにはほど遠い状況でした。その後の1週間の練習もあまりピリッとせず、関東大会でモチベーションが途切れてしまったのだろうかと思ったほどです。
ベスト8をかけた相手は、今年の都立勢の中で1、2を争う都立石神井でした。接戦になると踏んでいたコーチ陣ですが、選手のここぞという勝負所の集中力は高く、前半で大量リードを奪い、なんとか退けて3大会ベスト8を守ることができました。
足立学園が未だ足を踏み入れていないベスト4をかけた準々決勝の相手は國學院久我山でした。ベンチメンバーを含めた総力戦となりましたが、サイズ・ディフェンス・勝負の駆け引き、全て相手の方が一枚上手でした。ここで負けたことにより、インターハイへの出場は途絶え、1週間後の順位決定戦で3年生が引退することが決まりました。
 順位決定戦までの1週間は選手だけで練習する時間が多く、まさに3年生のリーダーシップが問われるところでしたが、今年の3年生においては何も心配することはありませんでした。
順位決定戦の初戦は成立学園でした。一度練習試合で対戦して勝っていたためなのか、序盤から集中力を欠く場面が多く見られました。イージーなシュートミスも目につきましたが、それ以上にボールへの執着心や、絶対に相手を抑えてやるといった気迫があまり伝わってきませんでした。最終スコアは1点差ですが、点差以上に内容で完全に負けていました。
3年生にとって泣いても笑っても最後の試合となる7位決定戦の相手は都立城東でした。
この試合は最後にふさわしい、非常に足立学園らしいゲームとなりました。
エースの小野寺(普通科3年)は序盤から得点を量産し、山口隆(普通科3年)と假屋園(文理科3年)は体格で勝る相手エースを体を張って守るなど、それぞれが与えられた役割を見事に全うしました。最終ピリオドではベンチ入りした全員が試合に出場し、キャプテン伊能(文理科3年)の3Pシュート、藤平(文理科3年)の速攻で選手、応援団は大盛り上がりを見せました。
最終結果東京都第7位で、3年生の高校バスケット生活は幕を閉じました。
春の大会から1つ順位は落としましたが、3年生の目に涙はなく、笑顔で引退を迎えることができました。後悔がないと言ったら嘘になるでしょうが、その表情からは充実感がうかがえました。
今年の3年生は、入学当初の実力からいけば近年で最も低いものでした。しかし、2年半経った今、過去の順位を上回ることはできませんでしたが、彼らのバスケットは近年で最も良い形となっていました。ここまでたどり着けた要因は、キャプテンの伊能をはじめとした3年生の人柄とバスケットに対する真摯な姿勢、そしてチームワークの良さです。彼らの姿から、後輩だけでなく、コーチ陣も学ぶことが多くありました。この1年間、安定した結果を残せたのは、まぎれもなく3年生の力です。
足立学園のバスケットボール部で経験したことを活かし、今後社会で活躍してくれることを祈っています。いつまでも感謝の気持ちを忘れずに、新たな目標を目指して頑張って下さい。3年生、本当にお疲れさまでした。そして、ありがとう。